エギングで釣れずに悩んでいませんか？それなら「アジの泳がせ釣り」が断然おすすめです。
活きたアジを泳がせるこの釣法は、難しいテクニック不要で、誰でも手軽にアオリイカを狙えます。
しかも、冷凍アジやスーパーのアジでも釣れる可能性があり、昼間でもしっかり釣果が出るんです。
この記事では、初心者でも安心して始められるよう、必要な仕掛けやタックルの選び方から、釣れる時期・時間帯・ポイント選びのコツまでを完全網羅。
釣果を伸ばすテクニックも紹介しているので、「初めての泳がせ釣り」にも最適です。
「エギで釣れなかった」が「アジで釣れた」に変わる1本、ぜひ参考にしてください。
アオリイカをアジで泳がせ釣り！その魅力とは？
エギングやヤエン釣りで苦戦している方にこそ試してほしいのが、アジを使った泳がせ釣りです。
活きたアジを泳がせるだけでOKという手軽さがありながら、驚くほどの釣果を出せる釣り方なんです。
エギより釣れる？活きアジのパワー
アオリイカは本来、エビや小魚を好んで捕食する生き物。
そのため、生きて泳ぐアジはイカにとって最高のターゲットなんです。
エギのような疑似餌と違って、アジは動きや波動がリアル。
「エギには無反応だったのに、アジを投入した瞬間に食いついた！」なんてことも日常茶飯事です。
しかも、イカが違和感なく食いつくので掛かりも良く、初心者でもしっかり釣果を出しやすいんです。
| 比較項目 | エギング | アジの泳がせ釣り |
|---|---|---|
| アピール力 | 中（操作に左右される） | 高（生きた動き） |
| 難易度 | 高（ロッド操作が必要） | 低（基本は待つだけ） |
| 釣果の安定性 | やや不安定 | 非常に安定 |
初心者でも扱いやすいウキ釣りスタイル
アジの泳がせ釣りには、ウキ釣りスタイルがピッタリです。
特別なテクニックもいらず、ウキの動きに集中してアワセるだけ。
エギをシャクる体力や経験も不要で、女性や子どもでも安心して挑戦できます。
さらに、仕掛けも市販のセットで揃えられるので、準備のハードルもかなり低いんです。
泳がせ釣りの基本仕掛けを徹底解説
アオリイカをアジで狙う泳がせ釣りには、定番の仕掛けがあります。
ここでは、ウキ釣りスタイルでの基本構造と、揃えるべき道具を詳しく紹介します。
ウキ釣りの構造と必要なアイテム
ウキ釣りの構造は「半遊動仕掛け」と呼ばれるタイプが主流です。
この仕掛けは、ウキの下にオモリや針をぶら下げ、ウキ止めでタナ（水深）を調整できるのが特徴です。
必要なアイテムは以下の通りです。
| アイテム | 役割 |
|---|---|
| ウキ（2～3号） | アタリの視認。夜釣りなら電気ウキがおすすめ。 |
| ウキ止め糸 | タナを固定するストッパー。 |
| シモリ玉・ウキペット | ウキ止めとの緩衝材やウキの安定に使用。 |
| カラマン棒 | 仕掛けの絡みを防止するパーツ。 |
| 天秤式のイカ針 | アジを背掛け・鼻掛けで取り付ける専用針。 |
これらを組み合わせることで、アジを自然に泳がせつつ、イカが抱きついた瞬間にウキの動きで気づける仕掛けが完成します。
おすすめの市販仕掛けセット
初心者には、市販の「ウキ釣りセット仕掛け」がおすすめです。
例えば、ささめ針の「アオリイカうきセット」などは、ウキから天秤、針まで全部入りなので、買ってすぐに使えます。
仕掛け選びで迷ったら、セット品を選べばまず間違いありません。
| セット名 | 特徴 |
|---|---|
| アオリイカうきセット（ささめ針） | 透明天秤＆自立ウキで日中・夜間両対応 |
| ちょいマジ堤防セット（ハヤブサ） | ダブルフック＆高浮力ウキで大型アジ対応 |
| ガルツ イカ釣りセット | 冷凍アジ対応のフックと電気ウキのセット |
どのセットも、Amazonや楽天市場ですぐ手に入るのも嬉しいポイントです。
準備に手間をかけたくない方は、これらを活用しましょう。
タックル選び：竿・リール・ラインの最適バランス
仕掛けと同じくらい重要なのが、釣りのスタイルに合ったタックル選びです。
ここでは、アオリイカのアジ泳がせ釣りに適した「竿・リール・ライン」の選び方を紹介します。
竿は4～5mの磯竿が使いやすい
アオリイカのウキ釣りでは、1.5～3号程度の磯竿が使いやすいとされています。
長さは4～5.3m程度が基本ですが、初心者には4m前後の短めの竿が扱いやすいです。
軽くて操作しやすく、持ち疲れしにくいのがメリット。
一方で、長い竿はアワセのストロークが大きくなり、遠くのイカでもしっかり掛けやすいという利点があります。
| 竿の長さ | 特徴 | おすすめ対象 |
|---|---|---|
| ～4m | 軽くて扱いやすい | 初心者・女性 |
| 4.5～5.3m | 遠投＆アワセがしやすい | 経験者 |
リールとラインの選び方のポイント
リールは2500～3000番のスピニングリールで十分です。
巻き心地やドラグ性能が安定していれば、高価なモデルでなくてもOK。
ラインはナイロン2～3号を150m程度巻くのが標準。
風や波に強いサスペンドタイプ（沈むタイプ）が特におすすめです。
より繊細に狙いたい方は、1号前後のPEライン＋リーダーの組み合わせも選択肢ですが、ウキ釣り初心者にはナイロンの方が扱いやすいでしょう。
| アイテム | 推奨スペック | ポイント |
|---|---|---|
| リール | 2500～3000番 | 高性能不要、軽量重視 |
| ライン | ナイロン2～3号 150m | 初心者向けはサスペンドタイプ |
釣り方とアワセのコツをマスターしよう
釣果を左右するのは、ウキ釣りならではの「釣り方とアワセ方」です。
ここでは、アジの付け方からアタリの見極め方、アワセのタイミングまでを丁寧に解説します。
エサの付け方｜鼻掛けと背掛けの使い分け
アジの付け方には「鼻掛け」と「背掛け」の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況によって使い分けましょう。
| 掛け方 | 特徴 | おすすめ状況 |
|---|---|---|
| 鼻掛け | アジがよく泳ぐが、身切れしやすい | 活性が低くアピールが必要な時 |
| 背掛け | アジがやや弱るが、フッキングが良い | 通常時・アタリが多い時 |
基本は背掛け、アタリが無ければ鼻掛けで誘うのがセオリーです。
投入からアタリ、アワセの一連の流れ
アジを付けたら、強く投げずにそっと仕掛けを投入します。
着水時の衝撃でアジが弱らないよう、ふんわりと投げ入れましょう。
そのまま放置して泳がせ、ウキの動きに注目します。
アオリイカのアタリには、以下のようなパターンがあります。
- ウキがスッと沈む（引き込み）
- ウキが横にスーッと流れる
- ウキが寝る・傾く（喰い上げ）
アタリが出たら、すぐには合わせず、イカがしっかり抱いて動き出すのを待ちます。
糸をゆっくり張りながら、イカの引き込みを感じたら大きくアワセるのがコツです。
アワセは横方向にストロークを大きく取ると、イカ針が跳ね上がって掛かりやすくなります。
掛かった後は、テンションを緩めずにゆっくり巻いてください。
最後はイカの頭をすくうように玉網ですくい上げるのが理想です。
スーパーのアジでも釣れる？冷凍アジの活用法
「活きアジなんて簡単に手に入らない…」と思っている方、多いのではないでしょうか？
そんな時に頼りになるのが、スーパーで売っている冷凍アジです。
実は、活きエサほどの集魚力はないものの、冷凍アジでも十分にアオリイカは釣れます。
釣れる条件と使い方の工夫
冷凍アジで釣るには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
- 事前に自然解凍しておく（電子レンジはNG）
- アジの腹を裂かないよう丁寧に扱う
- アジの形が崩れていないものを選ぶ
イカは視覚と波動でエサを認識します。
だからこそ、冷凍アジでもリアルな姿とゆらめきを保てば釣果に繋がるのです。
さらに、冷凍アジ専用の水平に保つフックを使えば、動きが自然になって抱かれやすくなります。
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 自然解凍 | ドリップが少なく、匂いが残りやすい |
| 形状維持 | イカは見た目でも判断する |
| 水平刺し | 自然に漂っているように見える |
活きエサが手に入らない時の代替戦略
どうしても活きアジが入手できないとき、冷凍アジは頼もしい代役になります。
ただし、釣れる確率は少し下がるので、以下の工夫が効果的です。
- 誘いを入れる：ロッドを軽く煽ってアジを動かす
- 潮通しの良いポイントで使う：漂いやすくアピール力が増す
- ケミホタルや電気ウキで視認性アップ
「活きエサがないから釣れない」はもう過去の話。
冷凍アジでも、しっかり工夫すればアオリイカは狙えます。
昼間でも釣れる？アオリイカの時合いと行動パターン
「アオリイカは夜じゃないと釣れない」と思っていませんか？
実は昼間でも全然釣れますし、条件さえ整えばむしろ狙い目になることもあるんです。
日中釣れる条件とは？
日中に釣果が期待できるのは、以下のような条件が揃った時です。
- 潮が大きく動く時間帯（特に上げ始めや下げ止まり前後）
- 曇りや雨の日で光量が少ない時
- 水深がある堤防や地形変化のある場所
また、ベイト（アジやイワシ）が豊富にいるかどうかも超重要ポイントです。
イカは日中でも活発に捕食しますが、警戒心が強いので仕掛けはできるだけナチュラルに見せることが大切です。
夜との違いと昼に強いポイント
夜釣りはイカの警戒心が緩み、常夜灯下などにベイトが集まることで釣れやすくなります。
一方で、昼間は地形や潮流を読みながらのポイント選びがより重要です。
| 時間帯 | メリット | 戦略 |
|---|---|---|
| 夜間 | 常夜灯でベイト集まる、警戒心が低い | 光量のある場所を狙う |
| 日中 | 視認性が良くアタリが分かりやすい | 深場、影、潮通しの良い場所を選ぶ |
昼間でも、ポイントと仕掛けをしっかり考えれば釣果は出ます。
「昼は釣れない」の常識をくつがえしましょう。
アオリイカ泳がせ釣りのベストシーズンは？
アオリイカは一年中釣れるわけではありません。
釣果を最大化するには、季節ごとの特徴を理解しておくことが大切です。
春と秋、それぞれの特徴
アオリイカの主なシーズンは春（4～6月）と秋（9～11月）です。
この2つの時期では、釣れるイカのサイズや狙い方に違いがあります。
| シーズン | 特徴 | 釣り方のポイント |
|---|---|---|
| 春 | 産卵を控えた大型が狙える | 深場や藻場を丁寧に攻める |
| 秋 | 数釣りが楽しめる新子がメイン | 浅場で手軽に狙える |
春は1kg超の大物も期待できる時期ですが、警戒心が高いので仕掛けはナチュラルに。
一方、秋は数釣りが楽しいシーズンなので、初心者にもおすすめです。
地域によって変わる狙い目時期
アオリイカのシーズンは、地域によって若干のズレがあります。
たとえば、南の地域（九州・四国など）では、3月から釣れ始めることもあります。
逆に、日本海側の北部などでは5月以降が本格シーズンという場合も。
また、海水温の上がり下がりに応じて年によって前後するため、最新の釣果情報や地元の釣具店の情報を参考にするのがベストです。
春と秋を軸にしつつ、エリアの特徴を把握してベストな時期を見極めましょう。
釣果アップのための3つのテクニック
せっかくアジを泳がせるなら、1杯でも多く釣りたいですよね？
ここでは、釣果を大きく伸ばすための「3つのテクニック」を紹介します。
タナ調整で反応アップ！
アオリイカは泳層（タナ）をその時々で変える魚です。
朝夕や夜間は中層?上層を回遊することが多く、日中は底付近に沈みがち。
ウキ下を2～3ヒロ（約3～4.5m）からスタートし、反応がなければ徐々に深くしていきましょう。
また、仕掛けの投入ややり取りの中でウキ止めがズレることがあるので、こまめに調整するのも重要です。
エサの状態管理と頻繁な付け替え
アジが弱っていたり死んでいたりすると、イカの反応は一気に落ちます。
「まだ泳いでるから大丈夫」と思っても、実はすでに泳ぎが弱っていることも。
1投ごとにエサをチェックし、元気なうちに交換するのが基本です。
また、針を刺すときも、できるだけ手早く、丁寧に扱うことでアジの活きが長持ちします。
実績ポイントを見極めよう
アオリイカはベイトの回遊と地形の変化を好みます。
以下のようなポイントを重点的に狙いましょう。
- 墨跡の多い堤防（過去の釣果の証）
- 堤防の先端や角（潮通しが良い）
- 岩場や藻場（隠れる場所がある）
- 常夜灯下（夜間にベイトが集まる）
釣り場に着いたら、まず足元や周囲の墨跡をチェックするのが鉄則です。
正しい場所・正しい仕掛け・正しい時間帯が揃えば、釣果は一気に伸びます。
まとめ｜泳がせ釣りなら、アオリイカがもっと身近に！
ここまで、アジを使ったアオリイカの泳がせ釣りについて、基礎から応用まで幅広く紹介してきました。
エギングで釣果が出なかった方も、ヤエンの操作に自信がない方も、この釣り方なら手軽に、しかも高確率でアオリイカを釣ることができます。
特にウキ釣りスタイルは、視覚的にも楽しく、初心者でも釣りの面白さを味わえるのが魅力。
活きアジを用意できればベストですが、冷凍アジでも十分に釣れる可能性があります。
また、釣れる時期や時間帯、ポイント選びをしっかり押さえておけば、昼間の釣行でも釣果は期待できます。
春と秋のシーズンを中心に、地域や潮回りを見ながらタイミングを狙ってみましょう。
最後に、この記事の内容を簡単に振り返ります。
| 項目 | 要点まとめ |
|---|---|
| 仕掛け | ウキ釣りの半遊動仕掛けが基本。市販セットも◎ |
| エサ | 活きアジが理想、冷凍アジでも可（工夫が必要） |
| タックル | 磯竿4～5m、2500～3000番リール、ナイロン2?3号 |
| 釣り方 | アジは背掛けが基本、アタリはウキの動きを見る |
| 時期 | 春（大型）と秋（数釣り）が狙い目 |
| ポイント | 墨跡・潮通し・常夜灯・地形変化がある場所 |
「エギじゃ釣れない」「活きエサはハードルが高い」と感じていた方にとって、泳がせ釣りはまさに救世主的な存在です。
少しの工夫と知識で、アオリイカはグッと身近になります。
ぜひこの記事を参考に、次の釣行でアオリイカとの出会いを楽しんでください。
